2010年12月に開催した小品展2010でチャレンジ賞※を受賞されたギャラリー游で行っている前野智彦さん（’02版画、’04院版画）の展示「Compund eyeland」に行って来ました。

会場に伺ったとき、前野さんがいらっしゃらない時間でギャラリー主宰の小林明子さんにお話をうかがいました。前野さんの展示は初めてだったそうですが、とても見栄えのする会場になったのをご自身も喜ばれていたとお話くださいました。

また個展案内の文章「よるべのなさ」（文章：公立ギャラリー美術専門員、加藤慶さん）のタイトルに、この作品がしっくりきたとも仰っていました。
白く塗られた部品とレンズや激しく動いたり、動かなかったりする方位磁石が組み合わされて、ぼんやり眺めていると、次第に思考が動き始めるように感じました。

3／13（日）まで行っておりますので、ぜひご高覧ください。相模原駅からバスで10分ほどの場所ですが、面白いビルの中にありました。

※チャレンジ賞は小品展2009より実施を始めました。小品展に出品された40歳未満で1年以内に個展形式の発表を企画された方が応募可能で、個展DMの印刷費・郵送費として5万円を授与する賞です。出品作品を来場者の投票を元に校友会理事会で審査して決定いたします。