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平成23年度の出前アート大学実施について

会員の皆さま、出前アート大学関係各位

多摩美術大学校友会
会長:坂井忠平

3月11日に発生した「東日本大震災」から1か月半が過ぎましたが、依然として被災状況の全容がつかめない中、多方面に影響が及び大きな社会不安をもたらしています。
ひろく社会に活動の場を広げよう、との思いでスタートした日本全国の小学校にアートをお届けする「出前アート大学」も早8年目、38回を数えるまでに成長してまいりました。
これもひとえに全国の小学校の先生方、子どもたちを中心に実に多くの関係者、校友会会員のご支援の賜物と感謝申し上げます。
そして今年度もさらに充実した出前授業をお届けできるように準備を重ねてまいりました。
しかしながらこのたびの地震が全国の、とりわけ東北を中心とした広い範囲の小学校、子どもたちにもたらした動揺の大きさを思うと被災地の心痛は想像を絶するものがあります。そうした現場にいま求められるものは何と言っても平穏な日々を取り戻すことであり、一日も早い復旧のために多くの人が力を合わせることだと感じています。
私たち校友会の会員の中にも被災した仲間が少なくありません。連絡が途絶えている卒業生も中にはいます。
校友会は4月から新しい年度の活動を始めるところでしたが、被災した仲間が活動の輪に戻れる日が来るまでスタートをしばらく待とう、と決めました。
そして「出前アート大学」もバラバラの避難生活を送っているかもしれない多くの級友が一緒の小学校に戻り、元気な声が教室にこだまする日まで今年度の授業開始をしばらく待とうと思います。
まことに勝手ながら平成23年度の「出前アート大学」は上半期(4~9月)の間「休校」させていただきます。
全国の多くの小学校の先生方からご応募いただいたことにつきましてはこの場を借りて厚く御礼申し上げます。
温かいご支援にもかかわらず皆様のご期待を裏切るようなお知らせを差し上げることについては大変残念ではありますが、こうした事情のもと休止決定に至った経緯について、何卒ご了承をいただきたくお願い申し上げます。
やがて被災地の小学校も校友会もそろって仲間たちが交流の輪に戻ったら、再び全国の小学校にアートを届けに出かけて行こう、そのように校友会は考えております。
現在のところ下半期につきましては見通しが不透明ですが、今後の社会ならびに校友会の「復旧」状況を見ながら実施決定をしてまいります。
ご応募いただいた中から下半期(10~3月)の「出前アート大学」をご希望された下記の小学校へはこのような条件下においても出前授業を受け入れていただけるかどうか、ご意向を伺いながら実施の場合に備え用意を進めてまいりたいと考えております。
・坂戸市立南小学校(埼玉県)
・横浜市立鴨志田第一小学校(神奈川県)
・藤沢市立善行小学校(神奈川県)
選にもれた小学校の先生方へはこのような通知を差し上げること、大変申し訳ありません。
また募集結果のご報告が遅れたこと、深くお詫び申し上げます。
復興への道のりは長く遠いものになると感じております。
そうした覚悟をもって私たちは校友会活動を通じ、芸術文化の発展に資する活動を続けてゆく所存です。
皆様方の小学校におかれましても健やかな日の訪れをお祈りするとともに今後とも変わらぬご厚情をいただけますよう、よろしくお願いいたします。